ヲサム旅日記
5日目
その1
サラタビ第8章:第5日目 その1。ブータン、ワンデュ・ポダン〜ティンプー
天気も良くなりいよいよ首都に向けて出発。
しかし、やはりヒマラヤ山脈は見えなかった。
朝。曇。朝食まで若干時間があったので近所を散歩しようと思い、外に出る。しかし、霧雨が降ってきて散歩中止。せっかく早起きをして散歩でもと思ったのに・・・・。慣れない事をすると、どうも周りがついてこないみたいで・・・・。散歩を断念して部屋に戻ろうとすると、車の中でカルマが何やらしている。早朝というのに???何をしているのかなぁと思い、そばによってみると・・・。
どうも今日ガイドする場所の勉強(予習)をしているようだ。本を片手に何やら一生懸命書いている。ワタクシに気づいたカルマは窓を開けた。何をしているのか聞いてみると、やはり勉強していたとの事。まったく外見どおりの真面目なヤツだ。普段は山岳ガイドをしているそうで、お祭りの繁忙期は観光客向けのガイドをしているそうな。
確かに、ゾンへ行った際に仏教や仏像の事を非常に詳しく説明してくれる。ということは今まで、我々にガイドするために毎朝予習していたのだろうか?そう思うと、今までゾン等で我々に詳しく説明してくれた内容を、よくわからないので聞き流していたのはちょっぴり反省。専門外だから予習は必要なのだろうが、与えられた仕事をきっちりする真面目さはブータン人の特徴だろうか?
朝食はトーストにオムレツ。これまでのホテルとは違い何となくアメリカンな雰囲気がある。朝食後、このホテルの主人と少し話をした。仕事の話をしたが、かなりのビジネスマンであるという印象を受けた。近隣諸国へ出かけたりするそうである。ブータン人で外国に出かけるのは相当金持ちなのだろう。見た目もがっぽり稼いでそう。
そういえば、以前、主人のホテルに日本人の相撲取りが泊まったとしきりに自慢していた。ちなみにその相撲とりの名をフジウラさんは知っていたが、ワタクシは知らない相撲とりだった(名前忘れた、ひょっとしたらフジウラさんの記録には出ているかも)。昔の人みたい・・・。
出発前に主人達と記念撮影)。ウン、やっぱり主人は貫禄あるなぁと思い(写真はそうでもないかぁ・・・)「ビジネスマンだねぇ」とよいしょすると、主人いわく「俺はカミさんに操作されているんだよ。」と。世界中どこに行っても同じである。女は強し、です。
Mr.&Mrs. YT HOTEL owner
天気も良くなりいよいよ首都テインプーに向けて出発。途中、またド・チェラに寄るが、ここは雲の中。ホテルを出た時は晴れていたので少し期待したが、やはりヒマラヤ山脈は雲に隠れて見えなかった。ここでヒマラヤの山々を拝むには運がいる。うーんヒマラヤ見たかったなぁ・・・。
そこから車に揺られる事、約1時間。山々の間よりティンプーの街並みが見えてきた。建物がいっぱい見える。かなり多くの車が街中を走っている。やっぱりここは都会か。
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