ヲサム旅日記

4日目 その1






サラタビUSA
6−1:

朝5時。列車アムトラックの中。外はまだ暗い。この列車が目的地に到着するのは予定ではあと1時間半後。皆も起きだしており、精算等の話で時間をつぶす。

いよいよ、メンフィスが近づいてきたようだ。窓から大きなピラミッドが見える。ピラミッド・アリーナ。ライブやイベント等に使われるそうだ。もともとメンフィスという街の名はエジプトの都に由来しているらしい。だからピラミッド?のようである。

ミシシッピ川の中流にあり、ニューオリンズへ向かう途中の寄港地、綿花取引の中心地として発展した、メンフィス。ブルースが盛んで、かのB.Bキングのお店があることで有名である。そうはいっても、ボクは、ブルースといえばこのB.Bキングしか知らないくらいである。ここで、少し勉強することになるだろうが、まぁ、とにかく楽しもうと思う。

しばらくして駅に到着。まだ薄暗い。出迎えの人が何人もいる。我々には関係のない光景だが、家族の出迎えシーンは何故かホッとする光景である。ガイドブックにも書かれていたが、タクシーはこの街には少ないらしい。見渡すと実際、それらしい人影は少ない。女性のおばちゃん運ちゃんが一人いたくらいだった。ただ、そうは言ってもタクシーくらいどこでもいるだろうとタカをくくっていたので、彼女の営業をお断りして、駅の建物の方へ向かった。

メンフィス駅構内
さて、構内にはいって、これからどうするか考える。時間は6時半過ぎ。うーん。そうこうしているうちにフジウラさんが構内にある小さなカフェが開いていると、探してきてくれた。まずはここで朝ご飯を食べる事にした。

そのお店は「HerbHelthyHermony」という有機野菜をウリにしているらしい、小さなカフェ。奥さんが一人でやっているお店で、朝が早かったせいかお客さんは他に一人。そこに3人連れで客が入ったものだから、電話で旦那さんを呼び出したようで、パジャマ姿の旦那さんが後から手伝いにやってきた。一人6$ちょっとでサンドイッチとコーヒー。これがまたなかなか美味しい。すごく小さいカフェだが、ここはおすすめだと思った。

HerbHelthyHermony
あまり、使われない駅(電車の本数が少なく、駅員もほとんどいない)で商売になるのかと思ったが、どうも、この駅と同じ建物内に警察があるらしく、恐らく、警官のお昼とかに使われるのだろう。朝、ちょくちょく警官が挨拶に顔を見せに来ていた。1時間程、食事をしてから、ここの奥さんにタクシーを呼んでもらうことにした。しばらくしたら、来るというので、店の外で待つことにした。が、しかし、いっこうにタクシーはこない。待てどくらせど、こない・・・。

逆に奥さんや、旦那さんがイライラしはじめているようだ。結局30分待ってもこなかったので、旦那さんの提案で、トローリーでダウンタウンに向かう事にした。しかし、ちょっと、寄っただけの単なる旅行客に優しくしてくれた、このご夫妻に感謝したい。

トローリーでまず、メイン通りである「ビール通り(Beale.st)」に向かった。目的はこの通りにあるVisitors Centerである。この街にはもう一つ観光客向けのセンターがあるが、近い方を選んだ。何も決めずにこの街にきたのでホテルも決めてはいない。まずは宿を決めないといけない。ここで、2泊する予定である。

トロリー
早朝、ビールストリートを歩く。その通りは静かで、いかにも歓楽街の朝といった感じである。夜がある意味楽しみである。さて、目的のビジターセンターを探すが見当たらない。目当ての位置には改装中の建物(警察博物館とかいうモノを作っているようであった)があり、それらしい建物ではなかった。中にいる人に聞くものの、先にあるというが、それも見当たらない。しょうがないので、もう一つの観光センターに行ってみることにした。再度トロリーに乗ることに(写真:2003_1007_225226AA.JPG)。全く無駄が多い。
トローリーの運賃は60¢。1$しかなかったので、突っ込むと、お釣りが出てこない。アメリカにて2回目。運転手が何やら言っている。初めはよくわからなかったが、どうやらくずすときは、運転手の所でくずすようだ。もう遅い・・・。これもまた無駄である・・・・。





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