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「ソンクラーン中は休み」という店は多く、旅行者にはあまり便利な季節ではない。近くにあって気に入っていた「昔風のマッサージ」という看板の、わりと安くて上手な店も休みなので、ホテルの近くの「real massage」というのへ行く。「本物のマッサージ」という名前か。 隣が飲み屋で、このマッサージ屋と一体のようにも見えるのであまり期待していなかったが、これがとてもよかった。一時間とも二時間とも言わずに、ただ「マッサージ」と言って始めたのだけど二時間近くやって200B(600円)。途中で「金足りないかな」と思ったりもしたのだが、安かった。 |
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日没から後は水掛けも収まるので、仕事で物を運ぶ人はその間にそそくさと移動させている。休みでないにしても、水掛けのために昼間は仕事にならない。 |
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タイには公衆電話から国際通話ができるインターナショナルのテレホンカードがあるのだが、縦型横型が混在していて非常に使いづらい。複数のシステムが平行して成長しているような感じで、統一が取れていない印象だ。 バンコクで国際通話カードを買ってきたので電話器を探したが、インドネシアの田舎と同じようにホテルのフロントでは「そのカードを使える公衆電話はこの町にはない」と言われてしまった。「どこにあるか知らない」というのではなく、ない(NO HAVE)と言うのである。 「このホテルにないのはわかる。町にはないのか?」 「 NO HAVE 」。 |
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しかたなくホテルの部屋から電話をかけた。これではカードは使えない。そう長話をした覚えもなかったのだが、翌日フロントにいったら一泊分の宿代よりよほど高いものについていた。どうも不合理である。 |
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夜になって、やることもないので、気になっていたLOBO1に行ってみた。隣に女の子が座ってショーがある店だったが、狭い店なので踊るスペースはなく、狭い舞台でいろんなショーをやっている。パッポンの二階のショーのようなものだ。 |
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付いたのは英語が話せる若い娘、というよりむしろ少女だった。この娘がやたら働き者で接客の間にもしょっちゅう舞台に出る。 出し物は古い言葉で言えば花電車のようなもので、蝋燭ショー、レズ、風船割り、といった類いだ。そのうちに身体を壊すに違いない。数杯飲んで350B(1050円)。例によって連れ出し勧誘された。1500B(4500円)というが鄭重に断わる。 |
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ベースが置いてあって客が演奏できる店も近くにあるのだが、今日は静かだった。 ホテルの近くのBEVARAGE BARでメコンを飲みながら正月の夜を過ごした。今日はいったい何杯飲んだのだろう。 |
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