お雑煮
餅が残っていたので、本年初出勤の朝食にお雑煮を作った。
正月過ぎだから食材は豊富である。三つ葉と柚子もあるから、短時間で作ったわりにはちゃんとした雑煮に見える。
地方によって家によって多種の雑煮があるようでときどき話題になったりもするけれど、元旦というのは保守的な場なので、どうしても「いつもながら」のお雑煮になってしまう。
私の場合は、焼き餅/出汁は昆布に追い鰹/味付けは醤油系お澄まし/具は鶏+人参+椎茸+蒲鉾+(気が向けば蛤)+三つ葉+柚子、というものだ。田舎では丸餅だったけど、東京では簡単に手に入る角餅を使っている。味に変りはないだろう。よその家のお雑煮は一度も食べたことがないから、これが熊本の標準かどうかは知らない。
しかしこうして朝食用に作ってみると、雑煮は案外便利なものだ。味噌汁だと飯を炊かないといけないが、雑煮ならこの一杯だけで間に合う。
「雑煮とベーコンエッグ」「雑煮とサラダ」なんていう組み合わせも、良い朝食になるかもしれない。
今年は雑煮の朝食を増やそうと思った。そうすれば、これまで食べたことのない各地の雑煮の風味を楽しむこともできるだろう。
(2004年1月5日)
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