ヲサム君ほどのトラブルは訪れなかったものの、サラリーマンにとってこの年の夏はあまり楽なものではありませんでした。
まず猛暑。それから失業率5%。株価は1万円に近づき、そこへ台風が来て靴も服も水浸しになると、翌日はニューヨークの貿易センタービルに飛行機が突っ込み、株価は9000円代になってしまいました。
私の仕事はこのときブロードバンド系の新規提案だったので、企業の内部資金の減少はモロに響きました。初夏の頃は「面白いですねー」と乗り気だった担当者が9月になると電話を避けるようになり、なんとか捕まえても「この株価なので会社に新規提案を受ける余裕がないんで、、」と申し訳なさそうな顔をしています。
ぜんぜん成果があがらないから、暗く考えれば「遊びになど行っている場合ではない」「帰ってきたら席が無いぞ」とも言えますが、見方を変えれば「しばらくの間はジタバタしてもしょうがない」。休みを取って遊びに行こう!という気にもなろうというものです。まァ私の場合はいつもそーゆー気分なんですけども。
懸念されるのは報復攻撃の余波ですが、バングラデッシュさえ無事に通過すれば後はイスラム圏ではないし大丈夫でしょう。なにしろインドはでかいから、向こう側で多少のドンパチがあっても直接の影響はあるまい。(と、思います。)
ちょっと不愉快なのは、半年前入金だったので、支払ったときはドルが銀行レートで125円。それがいまではどんどん下がって120円を切っているのが口惜しいのですが、これもまた時の運というものでしょう。
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