経路も出発日も決まったのだが、
今度はヲサム君に仕事のトラブルが襲いかかるのであった。
フジウラ: さてそろそろサラタビの原稿書こうか
ヲサム: (ひー) それがですね、、
フジウラ: あれ? なんか疲れてるみたい
ヲサム: ニュースで知ってると思いますが、大変なんです
フジウラ: ニュース?
ヲサム君が勤めている食品会社の新商品スナック「じゃが○○」が
遺伝子組替えじゃがいもを知らずに使っていたというので
各小売店を回って挨拶し、安心なものと取り替えているというのだ
フジウラ: そりゃー大変だな
ヲサム: 毎日帰りは夜中ですよー 売上は落ちるからボーナスはないかもしれないし、、
フジウラ: まあ サラリーマンにはそういう時期もあるよ
サラタビの打ち合せでフジウラの家に遊びに来ても
ヲサム君は疲れて寝てしまうのであった。
フジウラもサラリーマンの先輩なので、このへんのツラサはよくわかるのである。
そろそろ遺伝子組替えじゃがいもの話題もおさまりそうになったある日、
フジウラ: ありゃー、、
ニュースを見ていたら、こんどは主力商品の「かっ○○○せん」に
金属片が混入していたので自主回収をするという。
ヲサム君に電話をかけてもいつも営業車のなかで移動中だし、
しばらくは旅行の話どころではない状態になってしまった。
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