ヲサム旅日記

5日目 その4






博物館をあとにし、一旦、ホテルに戻る。約1時間ほど、休んでから、食事へ。今日はイタリアンにすることに。お店の名前は忘れたが、幾つかのお店が集まる建物にあったお店であ。スープ、パスタ、サラダ。粗い、粗いアメリカの味から離れてみると、実に美味しく感じる。いや、実際美味しいのだが・・・特に感じる。

ワインなども飲みつつ、のんびり時を過ごす。この旅、半分の日程が過ぎつつある。といっても、まだメインディッシュの目的地には着いていない、短いようで、長い旅である。ちなみに今日のメインディッシュはサケのグリル。美味しい。

イタリアンレストラン
食事の後、一旦、自由時間にしてから飲みに行こうということに。自由時間はそれぞれバラバラニ。ボクは口びるがカチンカチンに割れていたので、ドラックストアに行って、リップクリームを買う事に。リップだけ買って、夜の街をぶらつく。

夜の街は少し暗い。昨日行ったバーボン通りは、歓楽街。今歩いている所はちょうど反対の位置。明るさもちょうど反対。明るい方へと向かって進む。徐々にくる明るさとともにテンションもあげていく。ビールストリートへ。土産物屋にて、お土産を物色。メンフィスの中心、どこにでもあるようなものが多い。買おうか迷うが、これから先でも似たようなものが出てくるだろうと思うと、つい手を引っ込める。でも、そう思ったモノこそ、後になっても出てこないものだ、なんて優柔不断さがあちらこちらの土産物屋で発揮。

結局、「買おうと思ったら買う」、そう決めて幾つか買った。でもやっぱり似たようなものはこの後の旅でも出てきた・・・。

ラム・ブギーカフェ
若干の(?)お土産を手にホテルに戻ると、まだフジウラさんは戻ってきていなかった。が、しばらくして戻ってくる。

今日は、ダイスケ君は眠いという事で、2人で出かける事に。今日は昨日とは違う店に行くことにする。「ラム・ブギーカフェ」。昨日、ホテルに帰る際にこの店の前を通り、フジウラさんが目をつけていたお店。早速、店に入る。

店では、ジェームス・ブラウン似のボーカルの他、男5名のバンド編成。少し、奥に入った所に席を取る。
5人組のバンド
席からはこういう眺め
バンドの音はかなり、重く響いていた感じがした。フジウラさんに言わせれば、昨日の、B.Bキングの店のバンドに比べれば、腕は落ちるが、バンド全体の一体感は良いとの事。バンドの腕は、正直、わからないが、楽しさは感じられたし、フジウラさんの言う、一体感というのも何となく感じられた。
アップテンポの曲が多く、ノリの良さも、イイ感じ。そして、やっぱり気になる、サックス奏者。ボクは昨日のバンドのサックス奏者より好きだった。
気に入ったサックス奏者
サックスを吹くと渋くなる
なんと言っても風貌が渋い。漫画にも出てきそうな見た目で、その辺のオヤジっぽく見えるのだが、サックスがつくと実に渋い。勿論、それだけでなく、音がカッコイイ。楽しくなってくる。
そんなライブを楽しんでいると、隣の席の客が声をかけてくる。奴の名前は・・・、聞いたが、BGMでよく聞こえなかった。聞くところによれば、ニューヨークから遊びにきたそうである。

とはいえ、写真を見てもわかるように、奴は少し酔っていたせいもあり、何をいっているのかも良くわかんなかった(自分の英語力の低さもあります・・・)。ただ、彼もこのバンドの演奏に満足しているようで、「Good、Good」と連呼していたことだけは覚えている。
NYから来た客
踊り狂う客
ちなみに、後から知ったのだが、この店かなり有名なお店で、実力派のミユージシャンがメンフィスに来ると、この店で演奏するという。そういえば、ボクでも知っている名前のミュージシャンのギターなどが一杯飾ってあった。そんな、格式の高そうな(見た目は普通)この店でもやっぱり、客が踊り狂っている。音楽ってスバラシイ。

2ステージ見終わって、心地よくホテルへ。明日はいよいよ、ロングドライブ。メインデッシュに近づく。



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