言わせてもらえば |
OA機器の広告は趣味が悪いね。 |
OA機器という言い方も最近は聞かなくなったが、プリンタやカラーコピーの広告がやたらと目立つ。なんで目立つのかなあと思ったら、趣味が悪いからだ。 どういうふうに悪いのか。差別意識とひがみに満ち満ちているのである。上司はみなアホでOAを使いこなせない。キカイに強い自分たちは人間だが、キカイに弱い遅れた連中は動物だ。そういう差別的な視線と侮蔑の薄笑いがOA機器の広告に溢れている。 あの趣味の悪さは意図的なものだろう。そこに感じる世界観はOL(これも秋月りすくらいしか使わないか)と総務部の世界観だ。サラリーマン社会に対するひがみがそこにある。OA機器の広告は彼らの感覚に合わせて作っているからひがみっぽいのだと思う。つまりは総務部とOLが彼らのお客様だから、それに媚びて作ったのがあのCMだ。 つまりこれは戦略的な趣味の悪さである。「CMでやってるから世の中あんな感覚」と受け入れていると、だんだんひがみっぽい性格になってしまいますよ。 (2000年02月24日) |
c 1999 Keiichiro Fujiura |
表紙 |
黄年の主張 |
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