Best of the Vanguard Years
Next Time You See Me
ネクスト タイム
ユー シー ミー
(FOREST/HARVEY)

こっぴどく女を振る唄です。

ブルースの決まり文句ばかりの歌詞でとくにユニークなところもないのに、この曲は人気があってカバーもたくさんあります。魅力は、悪い女に騙されてめそめそ怨まずに小気味よく振ってしまうところと、決め所のリズムリフでしょう。

とくにリズムリフは「4分音符で裏をふたつ打って次の小節で表をひとつ打つだけ」というえらく単純なものなんですが、これがこの曲にはまると、えらく気持ちいい。そこの歌詞は「お前が俺をだましたら それでさよならさ」というセリフ。それを「ウォウォ」といかにも楽しそうに唄うのですから、このリフはさんざん女に泣かされた連中にとっては実に小気味よかったに違いありません。

誰が最初に唄ったか、この曲に関しては私はよく知りません。有名なバージョンはJames CottonとかJunior Parkerです。59年にジャズピアニストのRoland Hannaがカバーしていますし、同じ頃に白人バンドFrankie Lymon & Teenagersがカバーしています。それより前からこの曲があったことだけは確かです。
58年にJunior ParkerとBobby Blandが共演した「Blues Consolidated」というアルバムで、この曲が歌われています。ひょっとしたらこれが最初なんでしょうか。誰かご存知の方は教えてください。

※ その後SKUNK Cさんに教えてもらったのですが、ジュニア・パーカー(&ブルースフレイムス)がオリジナルだそうです。

私の好きなのはJames Cottonが演ったものです。アルバム「Cut You Loose!」でやっています。写真はこの曲を含むベスト盤「Best of the Vanguard Years」です。

意外な人ではJoe Sampleが、David T Walkerとの共演アルバム「Swing Street Cafe」のなかで「Next Time U See Me」というタイトルでやっています。これは名演です。

曲は典型的な12小節ブルースで、セッションでもよく使われる曲です。決め所は上にも書いたリズムリフ。ハネたリズムでやるとどんどん気持ちよくなっていくという、使い勝手のよい曲でもあります。





Next Time You See Me

この次に会うときは
Next time you see me
Things won't be the same
Yes, next time you see me
Things won't be the same
And if it's you my darling,
You only have yourself to blame

この次に会うときには
いまのようなわけにはいかないぜ
そうさ この次に会うときには
話はすっかり変わっているぜ
それは ダーリン
あんたのせいなんだからな
I like true thing
0h that shines like gold
Yes, I like true thing
0h that shines like gold
I like that good books say
You got reap just what you sow

俺は本当のことが好きさ
真実は金のように輝く
そうさ 俺は真実が好き
それは黄金のように輝く
俺は金言も好きさ
「自分の蒔いた種を刈り取れ」
Where you lied, cheated,
Wow wow, for so long
Yeah, you lied, cheated,
Wow wow, for so long
You're just wrong doing, woman
Another queen's on your throne

You've been so wrong doing, woman
Another queen's on your throne

お前が嘘をついたら
ウォウォ さよならだ
お前が俺をだましたら
ウォウォ おさらばだ
お前が悪い女だから
他の女王がお前の玉座に座るのさ

お前がずっと酷いことをしてきたから
他の女王がお前の王位に替わるのさ


CD
James Cotton
Junior Parker
Next Time You See Me


Joe Sample

クロマチック ハーモニカ

楽譜
Joe Sample
Riffs
Next Time You See Me



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