Surabaya
次へ


駅にたどり着き、ソロまでの切符を買う。
水曜の朝7時15分出発だ。

Hyattホテルの中のOrient Travel Agencyでソロまでの行き方を聞く。泊まり客でもないのに親切に教えてくれる。鉄道で行くならGUBENG STATION、バスならBUNGARASIH BUS STATIONから便がある。

鉄道のほうが快適らしいので GEBENG駅に切符の手配をしにいく。水曜日の7時15分発。ソロには10時38分に着く。EXECTIVEで30,000rp(425円)、BUSINESSなら19,000rp(270円)だ。大差ないのでエクゼクティブにする。

列車の名前はSANCAKA号。ダイヤは次のようになっている。

SANCAKA
NO KA 83

0715
GUBENG

MOJOKERTO

JEMBANG

KERTOSNO

MADIUM
1038
SOLO

KLATEN
1125 YOGYAKARTA


駅前にSAHIDというホテルがあった。ここはチェーンらしい。ジャワ島の地図があって、ネットワークが表示してある。
ソロにもジョグジャカルタにもあるが、どうやらジョグジャカルタとジャカルタの間にはホテルを作る価値がないと考えているらしい。


物売りはギターを抱えて車道を走り、
都市の河には男が公然と尻を沈める。

駅の近くなので交通は賑やかだ。見ていると不思議な物売りがいる。ギターを抱えて、渋滞で動かないクルマの窓に向かって一曲唄うというらしい。

「あれはほんとに唄うのか、それとも一種のイヤガラセ商売なのだろうか」としばらく見ていると、ちゃんと金を払って唄わせる客がいる。おもしろいものだ。二人一組で、ひとりが唄ってもうひとりが金を取っている。

信号が変わってクルマが動き出すとギターを抱えて4車線ほどを駆け抜け、歩道へ逃げてくる。なかなか危険な稼業である。


流れのゆるい大きな川沿いに歩いていると、川の中にしゃがんでいる男がいた。どうも用を足しているらしい。スラバヤのような大きな街の真ん中でもこういう風習はまだ残っているんだなあと横目で見て通り過ぎる。

後になって自分も同じことをするとは、この時は思いもしない。


マックのジャンパーを着た男 その川に大きな橋があって、なぜか潜水艦が飾ってある。橋を渡っていくと目の前をマクドナルドのジャンパーを着た男が歩いていく。

ひさしぶりに見たマックのロゴなので後を付けていくと賑やかなショッピングビルにたどり着いた。



マクドナルドがある。ボディショップがある。この店はこういったショッピングビルには必ずあるなあ。ショッピングセンターの世界標準だ。どこの町とも同じように、スラバヤの若者が集まっている。

「ビッグマック9,000rp(127円)とコカコーラ」というアメリカ人の食事をする。ゲームショップもあったが、「ドミノ君」はここにはなかった。タワウのような小さな町にもあったのに。ひょっとしたら「マレーシアにはあるがインドネシアには入っていない」のだったか。




c 1998 Keiichiro Fujiura


GO MAP表紙へ
GO MAPマップへ
GO PREVIOUS前へ
GO NEXT次へ