Solo
次へ


駅でボラれた分を別の輪タクで取り返し、
観光地ソロの町でひとときの散策をする。

すいすいと走っている間に市場に着く。さっきの駅からホテルまでの距離の1.5倍くらいはあった。これで、駅員にぼられた借りは返した。


市場周辺 市場自体は、まあどこへ行っても同じような気がする。実はソロには有名な骨董市場とか夜の花市場とかの名物があったのだが、ガイドブックもないからそんなことは知りはしない。いっこう気楽なものである。

市場のそばにディスコがあって、名前をニルヴァーナといった。ディスコに「涅槃」という名前を付けるのか。「深い名前だ」と感心する。

参考のために他のホテルの様子を調べながらDANAホテルへ帰る。SOLO INNで150,000rp++(2577円)。スラ バヤで見たSAHID HOTELはソロにもあった。DANAホテルの価格はそれら近代的ホテルの約3分の1、格別に安いようだ。


芸術村のような一角があった。名前だけはPainting Museumと立派だが、実態は観光客用に安手の絵や民芸品を売る施設だ。

ビニール敷の桟敷店があったので立ち寄る。大きな額に鶏や海老の絵が描いてあって、そこにインドネシア語の発音が英文字で書いてある。観光客向きの工夫だが、メニューを覚えるには役立った。

卵を乗せたNASI GOREN(焼きソバ)とBINTANG KECIL(ビンタンビールの小瓶)を頼む。ケチルが「小」だというのを知る。

小のほうが安いから「ビール代をケチる」などと予備校の先生のようなくだらない記憶法をしてしまう。

芸術村の裏のほうに行くと、問屋のようなバティック屋があった。シャツ2枚で62,000rp(880円)。
ということはスラバヤのあのマッサージはシャツ1枚分ということになる。

ホテルへの帰り道、雨が降り始める。ただのスコールかと思ったが意外に長く続く。すっかり本降りになった。



c 1998 Keiichiro Fujiura


TOP PAGE表紙へ
GO MAPマップへ
GO PREVIOUS前へ
GO NEXT次へ