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「アジアのHUB」シンガポールは、マレー半島の先端に位置し天然の良港を持つその地勢により古来からアジア貿易の中心港として栄えた。
ここより東は南シナ海。ボルネオ北部を通り、台湾、上海、日本までつながる東アジア航路。マラッカ海峡を抜けて西に向かえばインド航路となり、アンダマン海を経てインド、さらに中東に向かう。
例えばバンコクとラングーン間を船便で結ぼうとすると、二都市よりはるか南のシンガポールを通過せねばならない。
いかに要路であるかわかるだろう。しかし航空機の時代その地勢上の優位性は減少し、ハブの座をクアラルンプールに奪われようとしている。
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