Kuala Lumpur
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クアラルンプールの中心地に酒を飲みに行き
夜のツインタワーの美しさに感動する。

チャイナタウンにずっといるのも飽きたので、夕飯は別な場所で食べたい。

昼間歩いたBUKIT BINTANG通りの印象がよかったのでタクシーに乗って「ジャラン ブキット ビンタン」というと、一方通行がどうしたとか言ってマリオットホテルの前で降ろされる。

まあどこでもいいのだからマリオットのバーに行って一杯飲む。

マティニを一杯飲んだ後バーテンが「日本のリキュールを使ったオリジナルカクテルがある」というので味見をする。ウォッカ+パイナップルジュース+ミドリ+7upというレシピ。「ミドリ」なんか飲むのは久しぶりだ。カクテルはまあ、よくあるトロピカルドリンクだったが、バーテンの話は面白かった。2杯で40RM(1428円)。

そのバーテンに「近くに落ち着いたバーはないか」と聞いて、おすすめのシャングリラホテルの「The Pub」に行ってみたのだが、がっかり。入っているバンドが全然良くない。酒のプロだからといって音楽に詳しいとは限らないからなあと自分を納得させる。調度などは素晴らしかったのだが。

音は同じホテルのロビーバーで無料で聴かせていたPiano&Vocalのほうがはるかに高い水準だった。



これは昼間のツインタワー

外に出たらツインタワーの片方だけが輝いていた。工事の都合か、片方だけが明るくもうひとつは暗い。あまりの美しさにしばし見とれる。両方が点灯したらもっと美しいのか、それともこれは今だけ見られる美なのか。

昼間はそうとも思わなかったが、夜空に浮かぶこのビルは美しい。星の塔のようだ。



c 1998 Keiichiro Fujiura


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